資格商法撃退!
さて、私は、行政書士開業準備中のものです。
この行政書士という資格は国家資格でありながら、何かと悪いイメージが付きまとう資格です。
その例の一つが、資格商法という悪徳商法に利用されていることです。
例えば、ある人は、こんな電話を受けたそうです。
「あなたの地区では、大変行政書士の人数が減っていて、今なら、人数限定で募集しています。」
「当社で資格取得後は、仕事をまわしますので、月数十万円の収入が見込めます。」
典型的な資格商法です。
確かに行政書士という国家資格はあります。総務省のホームページをご覧になると分かると思います。
それに、現に私が行政書士の資格を持っているのですから。
しかし、行政書士が減っていてある会社が行政書士の資格取得を目指すものを募集しているというなどということはありえません。
第一、行政書士は減るどころか増えていて、皆、生き残るために必死になっています。
それに、行政書士は自営業ですから、募集するという性格のものではありません。
また、資格取得後は、仕事を回すなどということはありえません。行政書士は、自営業ですから、仕事も自分で探さなければならないものです。
フランチャイズのように、ある会社の加盟店になって、営業するという形態はありません。
一部の行政書士が、全国の行政書士を組織して、全国団体を立ち上げたという話はありますが、
それはあくまでも、既に行政書士として、開業している方に呼びかけることはあっても、 行政書士試験に受かってもいない一般の方に、仕事を回すから、行政書士の資格を取らないかなどという話を、まわすことはありえないことです。
こういう話には、よくよく、注意しましょう。 こういう話を電話で聞いたときの対処法。